窓にカビが生えているのを見つけると、ちょっと気になりますよね。
「掃除してもまたすぐにカビが…」「黒ずみが落ちなくて困る」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
でも大丈夫!ちょっとしたコツを取り入れるだけで、しつこいカビもスッキリ落とせて、再発を防ぐことができますよ。
この記事では、簡単にできる窓のカビ掃除方法と、しっかり防ぐための予防対策を詳しくご紹介します。
また、窓枠の素材に合ったお手入れ方法もお伝えするので、傷めずにキレイを長持ちさせることができますよ。
窓のカビにお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
この記事を読むとわかること
- 窓のカビを簡単に落とす掃除方法
- 窓枠の素材ごとに適したお手入れのコツ
- カビの再発を防ぐための効果的な予防対策
窓のカビを簡単に落とす掃除方法
窓のカビ、気づいたときには広がっていて、どうしよう…と悩んでしまいますよね。
でも大丈夫!正しい方法で掃除すれば、しつこいカビもスッキリ落とせますよ。
ただし、窓枠の素材によっては使えない洗剤や方法もあるので、傷めないように注意しましょう。
まずはホコリや汚れを取り除く
カビ掃除の前に、まずはホコリや汚れをしっかり取り除くことが大切です。
汚れがついたままだと、カビの菌が広がりやすくなったり、洗剤が浸透しにくくなったりしてしまいます。
基本の掃除方法はこちら
- 乾いた布やハンディモップで、窓枠全体のホコリを取る
- 細かい部分は綿棒や歯ブラシを使って丁寧に掃除
- サッシの溝には、掃除機の細いノズルを使うとスッキリ
【木製の窓枠の方へ】 木は水分を吸収しやすいため、水拭きはできるだけ避けましょう。
乾いた布や、軽く湿らせた布で拭くのが安心です。
【アルミサッシの方へ】 ホコリを取った後、中性洗剤を薄めた水でサッと拭くと、汚れが落ちやすくなりますよ。
エタノールやカビキラーでしっかり除菌
ホコリや汚れを落としたら、次はカビ菌をしっかり除去していきます。
ここでおすすめなのが、消毒用エタノールやカビ取り剤(カビキラーなど)。
- エタノールは水分が少なく、カビが再発しにくいのが特徴。
- カビキラー(塩素系漂白剤)は、黒カビを根本から漂白してくれます。
使い方はとっても簡単です!
- スプレー容器にエタノールを入れて、カビが気になる部分に吹きかける
- 5分ほど放置して、布で拭き取る
- カビがしつこい場合は、カビキラーを吹きかけて10分ほど放置してから拭き取る
【木製の窓枠の方へ】 カビキラーなどの塩素系漂白剤はNG!色落ちや劣化の原因になるので、消毒用エタノールを使いましょう。
【プラスチック製の窓枠の方へ】 塩素系漂白剤を使うと、変色や黄ばみの原因になることがあるので、できるだけエタノールや中性洗剤を使うのがおすすめです。
洗剤を使うときは、換気をしっかりすることと、ゴム手袋をつけることを忘れずに!
仕上げの乾拭きで再発防止
カビを取り除いたら、最後の仕上げとしてしっかり乾拭きしましょう。
せっかく掃除しても、水分が残っていると、またすぐにカビが生えてしまうんです。
仕上げのポイントはこちら
- 乾いた布やキッチンペーパーで水分をしっかり拭き取る
- 窓を開けて風を通し、しっかり乾燥させる
- 仕上げにエタノールをスプレーしておくと、再発防止になる
【木製の窓枠の方へ】 木は水分を吸収しやすいので、しっかり乾燥させることが大切!扇風機を当てるのもおすすめですよ。
【アルミサッシの方へ】 乾拭きのあとは、薄くワックスを塗ると、汚れが付きにくくなります。
カビはこまめに掃除することで、発生しにくくなります。
頑固なカビには漂白剤パックが効果的!
「普通に拭いたくらいじゃ全然落ちない…」そんなしつこい黒カビには、漂白剤を使った「パック掃除」がおすすめです。
漂白剤をじっくり浸透させることで、カビの根までしっかり除去できますよ。
ただし、素材によっては漂白剤を使うと傷んでしまうことも…。お掃除の前に、しっかり確認しましょう!
塩素系漂白剤を使うときの注意点
塩素系漂白剤(キッチンハイターやカビキラー)は強力な除菌力がありますが、扱い方を間違えると危険です。
安全に使うために、次のことに気をつけてくださいね。
- 必ず換気をする(窓を開ける or 換気扇を回す)
- ゴム手袋・マスクを着用(肌や呼吸器を守るため)
- 他の洗剤(特に酸性洗剤)と混ぜない(有毒ガス発生の危険あり!)
また、窓枠の素材によっては漂白剤が使えないこともあります。
- 【木製の窓枠の方へ】 漂白剤はNG!水分を吸収して変色・劣化する可能性があります。
- 【アルミサッシの方へ】 直接つけると白く変色したり、強い洗剤で腐食してしまうことも。
漂白剤を使うときは、すぐに拭き取るようにしましょう。 - 【プラスチック製の窓枠の方へ】 塩素系漂白剤を長時間放置すると黄ばみの原因になるので注意!
ラップで密閉してしっかり浸透させる
漂白剤をしっかり効かせるためには、「パック」するのが効果的です。
この方法なら、カビが根を張っている部分にも、漂白剤がじっくり浸透してくれますよ。
やり方はとても簡単!
- カビのある部分にキッチンハイター(塩素系漂白剤)を吹きかける。
- その上からキッチンペーパーをかぶせる。
- さらに、その上からラップで密閉する。
- 30分〜1時間ほど放置する。
【プラスチック製の窓枠の方へ】 塩素系漂白剤は変色や劣化の原因になるため、できるだけ使用を避けましょう。
代わりに、エタノールをスプレーしたり、重曹ペーストを塗って5〜10分置いて拭き取る方法がおすすめですよ。
放置したあとは、しっかり濡れ雑巾で拭き取ることを忘れずに!
最後にエタノールで予防
カビを落としたあとは、再発防止が大切です。
仕上げに、消毒用エタノールをスプレーして、カビが生えにくい環境を作りましょう。
エタノールは水分を含まずに除菌できるので、カビの再発を防ぐのにぴったりなんです。
- 乾いた布やキッチンペーパーにエタノールをスプレー
- カビが発生しやすい部分を軽く拭く
- 完全に乾かして終了!
【木製の窓枠の方へ】 水分が少ないエタノールは木を傷めにくいので、特におすすめですよ。
「カビがすぐに戻ってしまう…」という方は、次の「カビを防ぐための5つのポイント」もぜひ試してみてくださいね!
カビを防ぐための5つのポイント
せっかく掃除をしても、すぐにカビが戻ってしまったら悲しいですよね。
でも大丈夫!カビは発生しやすい環境を整えないことで、しっかり防ぐことができますよ。
ここでは、特に効果的な5つのポイントをご紹介します。
① こまめな換気がカビ対策の基本
カビは湿気が大好き。換気をしないと、室内の湿度が上がり、カビが発生しやすくなります。
特に冬場は寒さ対策で窓を閉めっぱなしにしがちですが、それがカビの温床になってしまうことも…。
効果的な換気の方法はこちら:
- 朝と夜に10〜15分程度、窓を開ける
- 空気の流れを作るために2箇所以上の窓を開ける
- 換気扇やサーキュレーターを活用する
【木製の窓枠の方へ】 湿気がこもるとカビが根を張りやすいので、できるだけ頻繁に換気をしましょう。
【アルミサッシの方へ】 換気不足で結露が発生しやすくなるので、特に冬は注意が必要です。
② 結露はその日のうちに拭き取る
窓のカビの原因の多くは結露。結露を放置すると、カビがどんどん繁殖してしまいます。
結露対策のポイントはこちら
- 朝起きたらすぐに結露を拭き取る
- 拭くときは下から上へ拭く(逆だと水がサッシに溜まりやすい)
- 吸水シートを貼って、水滴が溜まるのを防ぐ
【木製の窓枠の方へ】 水分を吸収しやすいので、拭き取った後に乾拭きをしてしっかり乾燥させましょう。
③ サッシや窓枠の定期的なお掃除
窓枠やサッシにホコリや汚れが溜まると、カビの温床になりやすくなります。
特に窓枠の角やサッシのレール部分は、汚れが溜まりやすいので注意しましょう。
おすすめのお掃除方法
- 乾いた布やハンディモップでホコリを取る
- 細かい部分は綿棒や不要な歯ブラシでかき出す
- 汚れが気になるときは中性洗剤で拭く
【アルミサッシの方へ】 酸性洗剤(クエン酸・お酢)は腐食の原因になるので使わないようにしましょう。
④ 除湿機や乾燥剤を活用する
「換気しても湿気がこもりやすい…」そんなときは、除湿機や乾燥剤を使うのも効果的です。
湿度が高いとカビが繁殖しやすくなるので、室内の湿度を50〜60%に保つのが理想。
おすすめの除湿対策:
- 除湿機を窓の近くに置く
- 窓枠に除湿剤(シリカゲル・炭)を置く
- エアコンの「除湿モード」を活用する
⑤ 窓ガラスを結露しにくいタイプに変える
「そもそも結露を発生しないようにしたい!」そんな方は、断熱性能の高い窓に変えるのもおすすめです。
例えば、以下のような窓ガラスがあります
- 真空ガラス「スペーシア」:結露を大幅に減らせる
- Low-Eガラス:断熱性が高く、冬でも窓が冷えにくい
- 二重窓:外の寒さをシャットアウトし、結露を防ぐ
「リフォームまではちょっと…」という方は、窓に貼る断熱フィルムを活用すると、手軽に結露対策できますよ。
この5つのポイントを意識すれば、カビのない快適な空間を作れますよ!
まとめ:窓のカビ掃除と予防を習慣に
窓のカビは、一度生えてしまうとどんどん広がってしまいます。
でも、ちょっとしたコツを取り入れるだけで、キレイな状態を保つことができますよ。
カビを落とすポイント
- まずはホコリや汚れをしっかり取り除く
- エタノールやカビキラーでカビ菌をしっかり除去
- 仕上げに乾拭きとエタノールスプレーで再発防止
カビを防ぐ5つのポイント
- こまめに換気して湿気を逃がす
- 結露はその日のうちに拭き取る
- サッシや窓枠の定期的なお掃除を習慣に
- 除湿機や乾燥剤を活用して湿度をコントロール
- 窓に貼る断熱フィルムを使って結露を防ぐ
「カビが生えてから掃除する」よりも、「カビが生えにくい環境を作る」ほうがずっと楽ですよね。
毎日のちょっとした工夫で、快適でキレイな窓を保ちましょう!
この記事のまとめ
- 窓のカビは放置すると広がるため、早めの掃除が大切
- エタノールやカビキラーを使い、素材に合った方法で除去
- 漂白剤パックは頑固なカビに効果的だが、プラスチックには不向き
- こまめな換気や結露対策で、カビの発生を防げる
- 窓に貼る断熱フィルムを活用すると、結露を抑えやすくなる