フローリングって、毎日掃除していても気づけばツヤがなくなってきますよね。なんだかくすんで見えたり、小さな傷が気になったり…。そんなときにおすすめなのがワックスがけです。
でも、「どうやって塗るの?」「どんなワックスを選べばいいの?」と迷ってしまうこともありますよね。実は、ちょっとしたコツを押さえるだけで、フローリングをピカピカに保つことができるんですよ。
今回は、ワックスの選び方から塗り方の手順、キレイに仕上げるポイントまで、わかりやすくお伝えしますね。一緒に、理想のツヤツヤフローリングを目指しましょう!
この記事を読むとわかること
- フローリング掃除とワックスがけの正しい手順
- ワックスの種類と選び方、塗る際のポイント
- ワックスがけ後のメンテナンス方法と長持ちさせるコツ
フローリング掃除とワックスの基本
フローリングは、日々の生活の中で少しずつ汚れが溜まっていきますよね。
食べこぼしやホコリ、皮脂汚れなどが積み重なると、だんだんツヤがなくなってしまいます。
そこで大切なのが、正しい掃除方法とワックスがけの基本を知ることです。
ここでは、フローリング掃除の基本ステップや、ワックスをかけるメリット、ワックスがけが向いている床材と向いていない床材について詳しくお伝えしますね。
フローリング掃除の基本ステップ
フローリングをキレイに保つためには、日頃の掃除がとても大切です。
いきなりワックスを塗るのではなく、まずは基本の掃除をしっかり行いましょう。
以下の手順で掃除すると、ワックスがけもスムーズにできますよ。
- ホコリや髪の毛を取り除くフローリングの汚れの大半はホコリや髪の毛。まずはフロアワイパーや掃除機でしっかり除去しましょう。
- 固く絞った雑巾で水拭きする皮脂汚れや細かいホコリは水拭きで落とせます。ただし、フローリングは水分に弱いので、雑巾はしっかり絞って使いましょう。
- 乾拭きして水分を完全に取り除く水拭き後は、乾いた布やワイパーで水分を拭き取ると、フローリングの劣化を防げます。
この3つのステップを習慣にすることで、フローリングの清潔さを保ちやすくなりますよ。
ワックスをかけるメリットとは?
ワックスをかけると、ただツヤが出るだけでなく、フローリングを長持ちさせる効果もあるんですよ。
具体的には、次のようなメリットがあります。
- キズや汚れから床を守るワックスをかけるとフローリング表面に保護膜ができ、小さなキズや汚れがつきにくくなります。
- お掃除がラクになるワックスがコーティングの役割を果たすので、汚れが床にこびりつきにくく、掃除がしやすくなります。
- お部屋全体が明るく見えるツヤがあると光が反射し、お部屋がパッと明るい印象になりますよ。
ワックスがけをすると、フローリングが汚れにくくなり、日常のお手入れもラクになるのでおすすめです。
ワックスがけに適したフローリングと適さないフローリング
フローリングならどれにでもワックスが塗れるわけではないんですよ。
間違った種類のフローリングにワックスを塗ると、シミになったり、密着せずに剥がれたりすることもあります。
そこで、ワックスがけができるフローリングと、避けたほうがいいフローリングを整理しておきますね。
ワックスがけに適したフローリング | ワックスを塗らないほうがいいフローリング |
---|---|
一般的な合板フローリング | 無垢材のフローリング(ワックスが染み込み、ムラになる) |
ワックス対応のコーティングフローリング | ノンワックス加工のフローリング(密着せず剥がれる) |
特に最近の新築住宅では、すでにノンワックス加工が施されていることが多いので、ワックスを塗る前に確認することが大切です。
事前にフローリングの種類をチェックして、ワックスがけの可否を見極めましょう!
ワックスがけ前の準備が重要!
ワックスがけを成功させるには、事前の準備がとても大切なんです。
「すぐにワックスを塗りたい!」と思うかもしれませんが、しっかり下準備をしないと、ホコリや汚れがワックスの中に閉じ込められてしまいます。
そうなると、仕上がりがデコボコになったり、ツヤが出なかったり…なんてことも。
そこで、ワックスをキレイに仕上げるための大事な準備ステップをご紹介しますね!
家具の移動とホコリ除去のコツ
まずは、ワックスをかけるスペースをしっかり確保しましょう。
家具を移動させずにワックスを塗ると、塗り残しができたり、仕上がりにムラができたりしてしまいます。
でも、大きな家具は動かすのが大変ですよね。
そんなときは、次のような方法を試してみてください。
- 移動できる家具は別の部屋へ軽いものはできるだけ別の部屋に移動させましょう。狭いスペースでもワックスを均等に塗るためには、なるべく広い範囲を確保することが大切です。
- 重い家具は「半分ずつ作戦」移動が難しい家具は、部屋の片側に寄せて、ワックスを半分ずつ塗る方法もあります。しっかり乾かしてから反対側に移動させ、もう半分を塗ればOK!
- フローリングの隅までホコリを除去家具を移動したあとは、フロアワイパーや掃除機を使ってホコリをしっかり取り除きます。特に角や隙間に溜まったホコリは、ハンディモップや歯ブラシを使うとキレイに取れますよ。
この段階でホコリを徹底的に除去することで、ワックスを塗ったときの仕上がりがグッとキレイになります。
水拭きで汚れをしっかり落とそう
ホコリを取り除いたら、次はフローリングの汚れをしっかり落としましょう。
ホコリだけでなく、足裏の皮脂や食べこぼしの跡などが残っていると、ワックスがうまく密着しません。
そこで、以下の手順で水拭きを行いましょう。
- 固く絞った雑巾を使うフローリングは水に弱いので、雑巾はしっかり絞ってから拭きます。水分が多いと、床が傷んだり、反り返る原因になるので注意しましょう。
- フローリングの木目に沿って拭く直角に拭くと、汚れが継ぎ目に入り込んでしまうことも。木目に沿って優しく拭き上げるのがポイントです。
- 乾拭きして水分を完全に取り除く水拭きの後は、乾いた布で水分を拭き取ることを忘れずに!しっかり乾燥させてからワックスを塗りましょう。
このステップを丁寧に行うことで、ワックスのノリが良くなり、ムラのないキレイな仕上がりになりますよ。
隠れた汚れを落とす裏ワザ
「水拭きしても黒い汚れが残る…」ということはありませんか?
それは、スリッパや靴下で踏み固められたこびりついた汚れかもしれません。
そんなときは、ちょっとした裏ワザを試してみましょう!
- 不要なカードを使う使わなくなったプラスチックカード(クレジットカードのようなもの)を、ハサミで斜めにカット。角を使って黒ずみを軽くこするだけで、汚れがスルッと取れることもあります。
- メラミンスポンジで優しくこする頑固な汚れには、少し水を含ませたメラミンスポンジを使うと効果的。ただし、強くこするとフローリングを傷めるので、優しくこするのがポイントです。
- 重曹水を使う油汚れやベタつきが気になるときは、重曹水(ぬるま湯500mlに対し小さじ1の重曹を溶かす)で軽く拭くと、スッキリ落とせます。
水拭きだけでは落としきれない汚れも、ちょっとした工夫でキレイにできますよ。
この準備をしっかり行えば、ワックスがけの仕上がりがぐっと美しくなります!
ワックスがけの手順とコツ
フローリングの汚れをしっかり落としたら、いよいよワックスがけの工程に入りますね。
「うまく塗れるかな?」と不安になるかもしれませんが、大丈夫。
ワックスの種類や塗り方のコツを押さえれば、初心者でもキレイに仕上げることができますよ。
ここでは、ワックスの選び方やムラなく塗るポイント、乾燥のコツについて詳しくお伝えしますね。
ワックスの種類と選び方
ワックスにはさまざまな種類があるので、床材に合ったものを選ぶことが大切です。
間違ったワックスを使うと、密着せずに剥がれたり、変色の原因になったりすることもあります。
まずは、代表的なワックスの種類を確認しましょう。
ワックスの種類 | 特徴 | 適したフローリング |
---|---|---|
水性ワックス | 扱いやすく、乾燥が早い。家庭用ワックスの定番。 | 一般的な合板フローリング |
油性ワックス | 耐久性が高く、ツヤが長持ちするが、乾燥に時間がかかる。 | 店舗や公共施設向け(家庭用にはあまり向かない) |
樹脂ワックス | 強い保護効果があり、汚れがつきにくい。 | ワックス対応のコーティングフローリング |
シートタイプのワックス | 手軽に塗れるが、効果は短期間。 | 定期的に手軽にメンテナンスしたい方向け |
一般のご家庭では、「水性ワックス」が使いやすくておすすめです。
ワックスを選ぶ際は、必ずフローリングの種類に合っているか確認してくださいね。
ムラなく塗るためのポイント
「ワックスを塗ったらムラになってしまった…」というのは、よくある失敗のひとつ。
でも、大丈夫。次のポイントを意識すれば、ムラなくキレイに塗ることができますよ。
- 部屋の奥から手前に向かって塗る出入口から塗り始めると、塗った場所を踏んでしまい、ムラができやすくなります。必ず部屋の奥から塗るようにしましょう。
- ワックスは「薄く均一に」たっぷり塗るとムラの原因に。ワックスは少なめに薄く伸ばすのがポイントです。
- フローリングの木目に沿って塗る木目に対して直角に塗ると、ムラになりやすくなります。木目に沿って一方向に塗るのがコツです。
- 一度に広い範囲を塗らない一度に広範囲を塗ろうとすると、乾く前にムラができることも。1㎡ずつ区切って塗るとキレイに仕上がります。
このポイントを意識すると、ワックスが均一に伸びて、ピカピカの仕上がりになりますよ。
ワックスを塗った後の乾燥のコツ
ワックスをキレイに仕上げるには、乾燥のさせ方がとても重要なんです。
乾く前に触ったり、ホコリがついたりすると、せっかくのツヤが台無しになってしまうことも…。
そこで、乾燥をスムーズに行うためのコツをお伝えしますね。
- 乾燥時間は30分~1時間を目安にワックスが完全に乾くまで最低30分は待ちましょう。気温や湿度によっては1時間ほどかかることもあります。
- 風通しを良くして乾かす窓を開けて空気の流れを作ると、ワックスが早く乾きます。ただし、強い風が入るとホコリが舞ってしまうので、そっと換気するのがコツです。
- 乾燥後に二度塗りすると効果アップワックスを1回だけでなく、2回塗ると耐久性がアップします。ただし、1回目が完全に乾いてから2回目を塗ることが大切です。
しっかり乾燥させることで、ワックスの持ちが良くなり、美しいツヤが長続きしますよ。
以上のポイントを押さえれば、誰でも簡単にワックスがけができちゃいます。
まとめ:ピカピカ長持ち!フローリング掃除&ワックスの総仕上げ
フローリングを美しく保つためには、日々の掃除と定期的なワックスがけが大切です。
ホコリをこまめに取り除き、汚れをしっかり落としてからワックスを塗ることで、ツヤのあるキレイな床を長くキープできますよ。
美しいフローリングをキープするために
ワックスがけをした後も、日頃のメンテナンスが重要です。
- フロアワイパーでこまめにホコリを除去
- 水拭きは固く絞った雑巾で優しく
- ワックスが剥がれてきたら定期的に塗り直し
このポイントを押さえれば、フローリングの美しさを長く保てますよ。
ワックスがけで快適な空間をつくろう
ワックスがけをすると、床がピカピカになってお部屋全体が明るくなります。
さらに、汚れが付きにくくなり、お掃除もラクになりますよ。
ちょっと手間はかかりますが、ワックスがけをすれば快適で清潔な空間を維持できます。
ぜひ定期的にワックスがけを取り入れて、心地よいお部屋をキープしてください!
この記事のまとめ
- フローリングを美しく保つには、掃除とワックスがけが大切
- ワックスは床材に合った種類を選び、ムラなく塗るのがポイント
- ホコリや汚れをしっかり除去してから塗ると仕上がりがキレイに
- 乾燥時間を守り、風の流れに注意してホコリの付着を防ぐ
- 日常のメンテナンスを行い、ワックスの効果を長持ちさせる
- 定期的なワックスがけで、お部屋全体が明るく快適に!